OM SYSTEM OM-1+M.ZUIKO DIGITAL ED 100-400mmF5.0-6.3 IS
4月下旬、GWごろになると春に羽化したトンボたちは繁殖期に突入します。
私のフィールドでも複眼が緑に色づいたコサナエたちが水辺を飛び回っています。
そんなコサナエには、大変よく似た近縁種がいる話を以前のブログ記事に書きました。
オグマサナエ、フタスジサナエ、タベサナエの3種ですね。
この4種のサナエトンボたちについて、部位を比較しながら解説するような同定に役立つ記事を書こうと思っていたんですが、なかなか写真が集まらなくてまだ書けそうにありません…
とはいえ、今年も少し足を延ばして観察に行き、念願のタベサナエも観察することができたので、一種ずつ記事にしていこうと思います。
というわけで一種目のコサナエですが、東日本を中心に北に分布が広く、寒冷地仕様のコサナエ属って感じです。
環境の好みはあまりうるさくなく、小さめのため池や浅い湿地、流れの緩やかな小川などに生息しています。
見た目はいちばんスタンダードな感じで、やや小柄な個体が多いイメージです。
他のコサナエ属と生息域が被ることがあまりないですが、滋賀県あたりでは被るので注意しましょう。
見分けるポイントはオスの尾端にある付属器と呼ばれる鉤爪の形態です。コサナエの付属器は上に出っ張りがなく滑らかな感じです。
コサナエ属についての記事 ↓