OM SYSTEM OM-1＋M.ZUIKO DIGITAL ED 100-400mmF5.0-6.3 IS
ひと足先に秋の気配が漂い始めた高原の湿地に、姿を見せるルリボシヤンマ。
まだまだ残暑が続く9月初旬ですが、標高の高い地域から順に、秋のトンボが姿を見せ始めました。
ルリボシヤンマは秋を代表する大型のヤンマで、涼しい場所を好む寒冷地仕様のトンボです。
標高の高い寒冷な地域では7月下旬頃にはもう成熟して湿地に姿を見せるらしいのですが、標高の低い地域では夏の日差しが和らぐ9月頃まではなかなか出会うことができません。
近縁なオオルリボシヤンマと比べて強い日差しが苦手なようで、木陰が多い湿地や、森の中の薄暗い水溜まりを好み、まだ暑さの続く晩夏〜初秋の間は日差しの弱い曇りの日でもない限りなかなか明るい場所には出てきてくれません。
なのでなかなか良い光条件で撮影するのが難しい種類ではありますが、縄張り飛翔中は頻繁に長いホバリングを行うため、初心者に優しい撮りやすいトンボだと思います。
オオルリボシヤンマと比べると青い体斑の面積が狭く、一見地道な印象を受けるかもしれませんが、赤みがかった褐色の地色や、深みのあるブルーの複眼が個人的にはかなり好みで、ヤンマの中ではトップ3に入るぐらい好きなトンボです。
OM SYSTEM OM-1＋M.ZUIKO DIGITAL ED 100-400mmF5.0-6.3 IS
