蜻蛉と蟷螂

トンボを中心に、季節の昆虫を撮ります。

横顔

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OM-D EM-1 MarkⅡ+M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro

日本で最も美しいと言われるカマキリ、ウスバカマキリ 。

淡い体色とバランスのとれた体型、複眼や前胸、前翅を縁取る赤紫色と鎌の先のオレンジ…

何度見ても素晴らしい昆虫です。

カマキリという昆虫は他の脚とは用途も形状も異なる前脚をもち、上半身の可動域が大きくて擬人的な印象を受けますよね。

それに加えて大きな複眼とその中でこちらを見つめる偽瞳孔からは、猫のような愛らしさすら感じます。

日本には10種以上のカマキリが生息しており、それぞれ個性的な顔立ちをしていますが、その中でウスバカマキリは横顔に魅力を感じるカマキリです。

複眼の側面を走る白いラインに沿って、複眼の緑色のグラデーションと、後頭部から広がる赤紫が重なって、複眼の輪郭に沿って美しい曲線を描いています。

真横を向いたウスバカマキリの流し目には、高貴さと、妖艶さの両方をあわせもった独特の魅力があります。

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OM-D EM-1 MarkⅡ+M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro