蜻蛉と蟷螂

トンボを中心に、季節の昆虫を撮ります。

歩く宝石

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OM SYSTEM OM-1+M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro

歩く宝石と呼ばれることもある、北海道のオオルリオサムシ

本土に生息しているマイマイカブリ同様、カタツムリを主食にしています。

同じオオルリオサムシでもカラーバリエーションが豊富で、基本の緑系から赤系や青系、黒化型などがいます。

また、地域によってさらに色の出方や金属光沢の強弱、体型・点刻のパターンなど、地域変異も多く、蒐集家からの人気の高い昆虫です。

オサムシは後翅が退化したことで移動能力が低く、地域変異が激しいという点でサンショウウオに似ています。

このようなタイプの生物は開発などによる生息環境の変化で地域の個体群が簡単に絶滅してしまう危険性があり、地域個体群単位でのモニタリングが必要だと思います。

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OM SYSTEM OM-1+M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro