OM SYSTEM OM-1+M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PRO
日陰になった小さな流れの上を行ったり来たりしながら縄張りを見張るオニヤンマのオス。
昆虫界における空の王者として圧倒的人気と知名度を誇るオニヤンマは、最近ではアブ避けのアウトドアグッズになったりして話題を呼んでいます。
オニヤンマの生息地は森の中の小さな流れや、湿地帯を流れる小川のような、やや水量が少なめな流水域。
暑さが苦手なオニヤンマは、日陰になっている場所を好んで縄張りを形成します。
オスは水辺に産卵にやって来るメスを探して水面スレスレの低い位置をゆっくりと往復飛翔します。
ホバリングを行うことはほとんどないため、撮影は難しい部類に入りますが、同じ場所を何度も行き来してくれるので、撮影練習にはもってこいです。
オニヤンマの個体数が多い場所では、2頭のオスが出会って激しく争う様子も頻繁に観察することができますが、その瞬間はなかなか写真におさめられません。
他の種類のトンボとも頻繁に縄張り争いをするので、他のトンボの撮影が目的の時はちょっと厄介ですね。