蜻蛉と蟷螂

トンボを中心に、季節の昆虫を撮ります。

清き流れ(2023年6月)

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OM SYSTEM OM-1+M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PRO

清流に棲むアオハダトンボ。

今年は天候に恵まれず、なかなか撮影機会がなく、先日滑り込みでなんとか撮影することができました。

流水性のトンボを撮影するときは、やはり水面を画角に入れた瑞々しい透明感のある写真が撮りたくなります。

カワトンボの仲間は、気温・天候・水量・時間帯などの条件が繁殖活動の活性に大きく関わるようで、条件が悪い時は水面より少し高い位置でじっとしていることが多く、そんなときはいい写真を撮るのは難しいです。

一方活性が高い時は水面近くで活動している個体が多く、水面を絡めた写真が撮りやすくなります。

アオハダトンボは初夏の短い期間にだけに清流に姿を現すトンボで、季節が進みハグロトンボが川辺に現れると入れ替わるように姿を消してしまいます。

今年はまだ満足に撮影できていないのですが、どこの産地もハグロトンボが増え始めているため、アオハダトンボの季節はもう終わってしまうみたいです。

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OM SYSTEM OM-1+M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro