小さな春(2022年4月)
OM SYSTEM OM-1+M.ZUIKO DIGITAL ED 100-400mmF5.0-6.3 IS
コツバメは、早春にだけ現れる小さな小さなシジミチョウ。
"スプリング・エフェメラル"と呼ばれる、春一番に現れて数週間でいなくなってしまう生き物の中では特に小さくて、色も地味なコツバメ。
本当に小さいので肉眼では茶色っぽくしか見えませんが、カメラでレンズ越しにじっくり観察してみると、結構複雑な配色をしていることがわかります。
個人的には前翅の付け根にかけてうっすらと緑色が載っているのが綺麗だと思います。
後翅の橙色も深みがあっていいですね。
コツバメは翅を閉じて止まるので、翅の表側を写真に納めるのは難しいですが、表側は裏とは打って変わって明るい青紫色をしています。
なので飛んでいる時は水色っぽく見えます。