蜻蛉と蟷螂

トンボを中心に、季節の昆虫を撮ります。

春の女神(2022年4月)

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OM SYSTEM OM-1+M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro

ギフチョウは別名・春の女神と呼ばれています。

しかし、生息地でよく見かけるのはオス個体なので、真の女神(メス個体)の見分け方について話そうと思います。

まず、ギフチョウはオスが先に羽化して、メスはやや遅れて羽化します。

なので春一番に飛んでる個体はほぼオスだと思っていいです。

また、オスは蝶道と呼ばれるルートに沿って広い空間を素早く飛び回りますが、メスは低いところを弱々しく飛び、飛んでもすぐ止まります。

他のギフチョウたちと明らかに異なる飛び方をしている個体を見つけたら、メスである可能性が高いです。

そして、見た目も違います。

ギフチョウは首の周りの体毛が黄色っぽい色をしていますが、この部分の色がメスの方が濃く、赤っぽく見えます。

飛んでる時に見分けるのは難しいですが、止まった時はここを見れば確実に見分けることが出来ます。

最後に今年のベストショットを載せておきます。

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OM SYSTEM OM-1+M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro

林床に咲くカタクリに吸蜜に来たメスです。

いつもの超望遠だとどうしても被写体ドアップになりがちですが、60mmマクロに付け替えてやや引き気味で撮り、生息地の雰囲気がわかるようにしてみました。