OM-D EM-1 MarkⅡ+M.ZUIKO DIGITAL ED 100-400mmF5.0-6.3 IS
秋は赤トンボの季節。
ということで、この秋は赤トンボをメインで追いかけていました。
日本には実に17種類もの赤トンボが生息していて、田んぼを中心とした平地から丘陵地の湿地帯や池沼、大型河川の河川敷、公園の池や学校のプールまで、それぞれ多種多様な環境に適応しています。
日本人にとって最も身近なトンボの仲間だと思います。
しかし近年、赤トンボの仲間は急激に数を減らしていて、昔は最も普通に見られていたアキアカネさえもなかなか出会えなくなりました。
もちろん自然豊かな地域に行けばまだたくさんいますが、身近な種類ではなくなりつつあります。
私が赤トンボの魅力に気づいたのはつい最近です。
確かに似た種類が多くてなかなか取っ付きにくい分類群ではありますが、それぞれが微妙な環境の違いで棲み分けを行っていて、とても興味深いです。
その生態も非常に面白く、羽化水域からほとんど移動しない種類もいれば、アキアカネのように夏場の高温を避けて高標高地に移動する種類もいます。さらには季節風に乗って、大陸から飛来する"迷入種"と呼ばれる赤トンボもいます。
そんな赤トンボの魅力を、このブログを通して、少しでも多くの人に伝えていければ幸いです。
OM-D EM-1 MarkⅡ+M.ZUIKO DIGITAL ED 100-400mmF5.0-6.3 IS
(冒頭の写真はリスアカネ。最後の写真はヒメアカネです。)